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ネットワークビジネスを簡単に見分けるためにポイントをまとめておく

   

先日、地元でネットワークビジネスに誘われてしまいました。

薄々、そんな匂いはしていたんですが、「まさかそんな、彼が……!?」みたいな感じだったので、まんまと時間を無駄にしてしまいました。なので、これ以上私のように時間を無駄にする人が出ないよう、ネットワークビジネスを見分けるためのポイントを記録しておこうと思います。……大丈夫、上から3項目だけ覚えておけば、まず問題無いですから。




 

ネットワークビジネスを見分けるためのポイント

この3つだけ覚えておけば、8割の危険性は回避できるでしょう。

1.ファミレスに呼び出される

何故か、車で5分の隣の集落に住んでいるにも関わらず、車で20分のファミレスに呼び出されました。しかも夜に。静岡からの出張帰りだったにも関わらず、直で夜20時にファミレスで合流し、そのまま話し込まれてしまいました。かなりお腹が減りました。

後述しますが、かなり儲かっているという話だったにも関わらず、ドリンクバーの一杯も奢ってくれなかった所に怪しさが見え隠れします。ファミレスでない場合は、カフェだとかどこか『日常ではない人の雑多な場所』になる可能性が高いのではないかと思います。これはおそらく、心理的に気分が上がりやすい場所を選んでいるのだろうと思われます。

2.先輩が同席する

「先輩も来るので」この台詞をうっかり見落としていたために、伏線が90%確定のポイントを見誤ってしまいました。

何故かネットワークビジネスは、勧誘役以外に先輩が突然現れて説明をしてくる場合が多いです。今回現れた先輩は、近くのFP(ファイナンシャルプランナー)と名乗っていました。どうやらFPは常套職業として扱われているのかも知れず、他にも別の事例でFPという話は聞きました。なので、FPの先輩には要注意です。

3.話の中身を曖昧にぼかす

既に怪しさ80%超えだったため、「何の話?」と尋ねると、「一緒に事業のパートナーとして取り組んで行きたいんです!」と、今回は割とあからさまな返事が返ってきたんですが、多くの場合、話の中身をぼかすことが多いようです。

何か用があるなら単刀直入に言えばいいのに、わざわざ別の場所に呼び出して話をする時点でちょっとイラッと来ますが、率直に言ってしまうと断られてしまうということから、こういった対応になっているんでしょうね。死ねばいいのに。




ネットワークビジネスが話を進める際のポイント

はい。それでは実際にまんまとファミレスに呼び出されてしまった私が体験した事例を追って見てみましょう。

話が始まるまで

夕食も抜いてファミレスに着き、遅れてしまったことをお詫びして席につこうとすると、四人掛けのテーブルに既に三人が座っている形跡があり、そのうちの一人はいませんでした。なので片側が空いていたので、そこに座っていいのかどうか迷っていると、特に何も言われなかったので、そのままファミレスの中で棒立ちすることに。……この時点でもう帰りたかったです。

何故か残る一人は十分ぐらいずっと電話していて戻ってこなかったので、(結局、どうぞ座ってくださいとも何も無かったため)隣の空いた席に座ってしばらく話すと、『先輩』が戻ってきました。

そこで、三人目の人物が「既に私より前に勧誘されていた知人」だったということが分かりました。『先輩』とは別の先輩だという彼は、可哀想に複雑な表情をしながら「前向きに検討させて頂きます……」と言って帰っていきました。

先輩が話し始めました

先にいた一人が帰ると、ようやく私も席に促されたので、もうこの時点で100%確定ということで腹を括って対応する覚悟ができました。まずは『先輩』がFPの名刺を出してきて、自己紹介します。そして、軽くどこまで聞いているのか確認すると、プレゼンを始めました。

  • 最初にこちらのパーソナリティを尋ね、何か不満やコンプレックスを探る
  • 次に社会背景とマーケット規模などを語る
  • そして商材のプレゼン(ここで資料が出て来る)
  • その後、ビジネスモデル(ネットワークのシステム)のプレゼン

大まかに言うと、このような感じになります。

ポイントその1:相手の情報を得る

『先輩』は最初に私の背景について質問してきました。そんなに突っ込んだものではなく、「前職は何をしていたか?」ということと「夢は何ですか?」ということ。

おそらく最初のこの質問で、相手が一体何を求めて暮らしているのか?ということを探るのでしょう。相手の欲やコンプレックスの根っこを探るジャブなのだと思われます。

ポイントその2:社会課題を語り、数字で惑わせる

次に、社会背景に関してですが、私に対してそれを言うか?……というようなことだったので割愛します。完全に情弱レイトマジョリティ向けの話でしたが、世界はこんなに進んでいるのに、日本はこんなに遅れてて大変だよ!?という社会課題を語ります。

で、マーケットの話に移るんですが、今回の商材は『ネットを使った教育』でしたので、オンラインの教育が今後どれだけ普及するか?……ということについてデータを元に語られました。これに関しても、未来人である私にデータを元に話すなど語るに落ちるわ!ということでノーリアクション。ちなみに私は、全体的に「ふーん……」というテンションで通すことにしました。

このシーンは、言わば自分と相手との間でストーリーを共有させるためのもの。ジャンプで言う第一話みたいなものですね。『世界にはこんな大変なことが起こっており、そこに対してこんなストーリーが生まれているんです』という認識を一致させます。

ポイントその3:とにかく肩書きで語る

ここから商材の話になるんですが、まずは会社についてくどくどと説明されました。中身は全然覚えていませんが、とにかく「この社長はこんなにすごい!」ということを肩書きや実績、関係する企業(今回の場合は電通や博報堂など)と絡めて語られます。権力を笠に着るなど、この私に対して完全に真逆のアプローチなわけですが、その辺は置いておきましょう。

以前、別の商材についても紹介者である彼からは説明を受けましたが、そちらの方はまだマシだと思いました。しかし今回のオンライン教育に関する商材は酷かった。「無料で教育プラットフォームを提供する」という部分が売りのようですが、中身に何故か『そろばんが知能を促進する』とか、特に目新しいコンテンツもないのに、「私はあまり詳しく無いので分かりませんが、とにかくこれを行う人は凄い人なんです!だから間違いありません!」というだけの一点張り。

リクルートのスタディサプリとかschooという競合の事も知らないのに、よくそこまで自信を持って言えるよな……。さらに地方で活動している我々としては、『その革新的なテクノロジーをどう普及するか?』という部分で悩んでいるのに、そこに対するアプローチ方法が全く無いのに、うまくいくと確信しているその状況……。

無料で流しただけでみんな勉強してくれるようになるんだったら、今頃日本は秀才だらけになってるよ。

ポイントその4:相手のリアクションによってルート分岐する

最初の一通りの説明が終わった後、『先輩』から「何かここまでで質問はありますか?」と聞かれました。ここで少し質問をしたのですが、その後の対応が何だか不自然で、私にはピンと来ました。「相手の返答によってその後に話す内容を変えてるな!」と。

彼らの自己組織化の発展は凄いようで、この辺りまで完全にマニュアル化されていて、勧誘をする場合の対応役も決まっているんでしょうね。なので、私と直接の知人である紹介者の彼は勧誘してこないと。

おそらく、ここでの返事がパターン化されていて、この場合はこう、この場合はこう……という風に対応を変えているのだと思います。その先は、もう私が完全に乗り気ではないということを伝えたので、詳しい会員システムの話にはなりませんでしたが、もし乗り気になった場合はシステムの話が説明されるのだと思います。




ネットワークビジネスが狙う人々

で、恐ろしいのがこの先です。

私が「お金が無いので無理だよ」と答えると、「お金を持っていない人もたくさんいますよ!」「リスク無しでリターンは得られないですよ!」と紹介者も含めてアツく語る流れが始まりました。この辺からは感情を煽って乗せるパターンになる模様です。

「では、お金があったらやってましたか?」と『先輩』。私は「やらないですね。そう言う実態のないビジネスは好きじゃないんで」と答えて断りました。幸い、それ以上突っ込んでは勧誘してこなかったので、それからすぐに解散になりましたが、(こいつらマジで鬼畜だな……)と思ったのがその後。

「誰か、周りでこういうのに興味がありそうな人を知りませんか?」

本人が無理だと分かると、容赦なく周りの人を巻き込もうとして来るのです。しかも、ちょっとだけその話に乗ると、「おじさんは駄目です。理屈っぽいんで。おばさんとかの方がいいですね」としれっと言ってきました。

怖いですね……。孤独感を抱えていたり、コンプレックスや夢を逆手に取って、彼らは巧妙に搾取しようとしてきます。『ネットワークビジネスは違法じゃない』という話もありますが、私は完全に否定派です。……今後、日本には独身女性が増えていくと思われますが、そうした人々はネットワークビジネスには注意してくださいね!

最後、微妙な空気の中、我々は店を出ました。1000万とか、かなり儲かっていると言っていた彼らは、私にコーヒー一杯すら奢ってはくれず、私は水だけ飲んでお店を去りました。むしろこちらの方が気を使ってしまい、「この後、何か二人で話すよね?先に出ようか?」と言って帰ってきたわけですが、このmtgの後、彼らは一体どんな反省会をするのでしょうか……?

というわけで最後にまとめましょう。




まとめ

何故、私は否定派なのか?……それは、『彼らがこちらを人として扱っていないから』です。

今回の場合もそれまでにも、彼らは「私が何によって行動の動機付けが行われるのか?」ということについては注意深く見ているのですが、私自身のパーソナリティについては全く興味が無いようです。

最近どうなのかだとか、何か面白いことはあったのかだとか、そういうことには一切触れず、私自身の人間性には全く興味が無いようで、ただ「金ヅルとしてイケるかどうか」という部分しか見ていません。なので、私はネットワークビジネスが大嫌いです。

いくら商品が良かったとしても、こうした人間が生まれていくのであれば、それは不幸なことなのではないでしょうか?

奴らは進化していく

ですが、自己組織化の法則に従って、お金(エネルギー)が集まる所は進化していきます。特に、お金を集めることそれ自体が目的の組織であれば尚更、それに特化した生き物へと変わっていきます。

時代は宗教の時代になっていく、という話を最近よく耳にしますが、人との繋がりが希薄になっているというのは確かに事実かもしれません。かと言って、安易に寄ってくる人にすがり、自分が本当に求めるものが何なのかも分からないのに、誰かとの関係に依存しているのでは、そこから一生逃れることはできません。

人と人との関係には難しいものがありますが、個人的にオススメなのは、その関係の中に『自然』を加えることによって、不安定な関係をある程度、安定化させることができるんじゃないかと考えています。まさに私自身がそうでしたから。

なので、私は人と自然との距離を近づけるような事業をもっとやっていきたいと思うのでした。

みんな、ネットワークビジネスには気を付けろよ!

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