Project SOLA

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世界は楕円軌道で回っている #projectsola

      2017/04/11

最近、【複雑系】という本を読んでいて、やはり私が気付いたことは既に気付いた人がいるということを知り、興奮気味である。

良かったのは、私の場合は現場から気付いた独学がベースのため、オリジナルの視点から考察できる、ということである。

そして新たに気付いたことがこちら。

『世界の法則は楕円軌道である』ということだ。



楕円軌道の図説

まずはこちらの画像を見て頂きたい。

例えば世界がこのような楕円状態と仮定した時に、下記のA〜C点の時の状況を説明してみよう。

A点の状態

まずA点は、回転が始まった時の状態。高速にトライアンドエラーを繰り返しながら、その後の軌道を決めている。

これから爆発的に世界が広がっていく前の状態で、特に能力は無くとも、世界が広がっていくのに合わせて頑張るだけで、それなりの結果が出る。

……日本で言う、高度成長期の時代。

B点の状態

B点は、爆発的な成長と伸びが止まり、停滞が始まった状態。この後の急速な衰退に向けて、今まで無理していた、様々な部分での綻びが生まれてくる。

構成要素のバランスが崩れ、社会全体としての老化が始まる。寿命が過ぎて子孫を残す状態。既存の軌道の延長上には何も生まれないため、残ったシェアの奪い合いになる。新しい軸の社会を作ろうとする人たちも出てくるが、まだ認知度も危機感も無いため、なかなか成長することが難しい。

日本で言うと、今現在。

C点の状態

C点は、旧時代の要素が淘汰されて、世界を構成し直さなければ滅亡してしまう寸前の状態。社会全体としては非常に弱々しいが、一つ一つの個体は危機感があるため、生存力が強くなる。

旧時代の文化がほとんど無くなっていくため、新しい価値観は非常に作りやすい。たくさんの萌芽が始まる。過去の経験を反省として、一昔前とよく似ているが、相転移した次世代の社会を作っていける状態。

日本で言うと……いつになるだろう?



楕円軌道に至った経緯

【天地明察】において、かつて人は太陽が地面の周りを真円状に回っていると考えていた。だが、実際は地動説で楕円軌道である、ということはつい最近分かってきたことだとも言える。

苗半作、という言葉を聞いたことがあるだろうか。農業界の専門用語で、「苗を育てるまでが、全て栽培過程のうち半分を占めるほど重要である」というような意味だ。

以前、農研機構の教授に植物の成長過程を見せてもらったことがある。そこには、夜の間にグルグルと回転しながら成長していく苗の姿が記録されていた。

まだハッキリとは明らかにされていないが、この幼児期の環境がその後の生育に関係する非常に重要な時期だということは徐々に認知されてきている。その後の管理は、大きく失敗しないための軌道修正のようなものである。

……つまり、双葉の間は『軌道を決める時間』なのではないかと私は思っている。植物においてそうならば、私の理論においては人間にとっても同様であり、実際に教育においても、幼児期が大事と言われてきているようだ。

おそらくこの生まれてしばらくの状態において、生物は環境に適応しようとするために体質を変えていく。ここでその後の軌道が変わってくるのだ。

成長曲線と楕円軌道は同じものである

さて、それでは楕円軌道はどうなのかというと、まず世界の成長曲線を思い出して欲しい。指数関数的に増えていく様々なグラフ。これは単純な生物の物量もそうだし、経済においても同様である。

冒頭に書いた複雑系という本では、経済学から入った人の話が描かれているが、複雑系は経済にも適用できると書いてある。それによると、この指数関数的に増える現象は生物学でいう『収穫逓増』という言葉で表わされるらしい。これは先日私が発見した『浸透圧』と同様の意味であり、これに関してはまた別の機会に語ることにしよう。

要するに、この指数関数的グラフが意味しているものは、「楕円軌道を縦に変化させたものと同じなのではないか?」ということである。それが、最初に記した図だ。

単純な時系列のグラフとして見ると、波型になっているようにも見えるが、実はこれは立体的に見ると『螺旋状』になっているのだと思われる。そして、再び0の点に近づいた時に、新しい軌道が生まれてくるのだろう。

 日本の楕円軌道と現在地点

何故先進国が変わりにくいかといえば、それは文明の発展によって寿命が伸びたからだ。新しい価値観を受け入れ難い高齢者たちの世代が入れ替わるまで、社会全体の価値観はなかなか変わりにくい。もう既に次の世代における新しい仕組みは出来上がっているというのに、それが浸透するのはかなり先になりそうだ。

つまり、若い世代において、社会は急速に変化をしながら文明を作り上げ、その人々が高齢になるにつれ、その変化の軌道は大きく緩やかになっていく。これが社会における楕円軌道の法則なのである。

楕円であるということは、逆に言うとピークを過ぎた辺りからの減少はまた加速度的に進んでいき、ある程度淘汰された後にどこかで小さく均衡点にまとまるのであろう。

そして楕円であるということは、世界はトライアンドエラーを繰り返しているということの証拠でもある。軸は完全に真ん中にあるわけではなく、ポジティブとネガティブを、陰陽を交互に繰り返しながら成長していく。それが楕円軌道の正体なのである。

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