Project SOLA

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クラウドファミリー #projectsola

      2017/04/11

また新しい単語が閃いた。

大体俺の発想は、「これだ!」のような1シーンや1フレーズから生まれてくることが多い。それまでウニョウニョと混沌の渦のように渦巻いていた概念が、農作業とか色んな出来事を経験しているうちに、ふとあるとき「これだ!」という単語が生まれてくるというのがパターンだ。



人口の増減とコミュニティ変化

これまでは、高度成長期からのバブル経由で人口が増加するのがトレンドだった。途上国で見られるように、農村では経済発展と連動して人がどんどん増え、それらの人たちが都市へと流入してきた。

それは当然、『血縁』という形でのネットワークが多く作られて、それを基盤としたコミュニティが形成された。……それを人は「家族」と呼んでいる。

しかしそれから時代は流れ、経済発展による所得増加のおかげで、独立分散化が進んでいき、血縁のみにおいての関係性は次第に薄れていった。そして同時に日本においては出生率の低下によって人口減のトレンドへと変化することとなった。それに伴ってコミュニティや関係性の形も変化してきた。

人と人が結びつく現象

【佐渡島庸平】インターネットで親近感をつくるには

上記リンク先記事にて、『分人主義』という概念を初めて知った。人間は、より多くの時間を共に過ごした相手への感情を自分の分身かのように感じるようになっているのだ。これは、これまで数々のノベル系ゲームにハマってきた俺の仮説である、『ストーリー至上主義』とも通じるものがある。

ストーリー至上主義とは、物語における起承転結のうち、『承』の部分をとにかくクソ長く繰り返させることによって、対象となるキャラクターへの感情移入を深めて、転における関係性の崩壊(カタストロフィ)効果を増加させる……という方法のことである。

この記事を読んで思ったことは、やはり人間関係にも分子間結合のような力学が働くのではないか?……ということだ。それは、同時空間に長く存在すればするほど、起こりやすくなる。全く化学変化と同じだ。

現代の新しい家族関係の形

若干話がズレてしまったが、ここで言いたかったのは家族関係の変化についてだ。分かりやすい例を挙げるとするならば、ペットである。犬や猫以外においても、人は様々な動物を家族として扱うようになってきた。

もっと極端な例を挙げれば、AIBOだったり車やラジコンなども近いものがあるかもしれない。人工知能なども組み合わさって、より自律的な動きをするようになれば尚更だろう。ともかく、人は別に血縁関係が無くとも、家族的な関係性を築けるようになってきたのである。

クラウドファミリー

ということでこれから生まれてくると思っているのが、クラウドファミリーである。

冒頭に書いた通り、これからの衰退トレンドの社会では、血縁関係の影響がどんどん薄くなってくる。しかし、人間は関係性無しでは生きてはいけない。……ということは、血縁関係に変わる新たな関係が生まれてくるのではないかと思うのである。

それが一体どんな形になるのかはまだ分からないが、おそらくそれは場所や特定の組織に縛られないような形になるのではないかと思う。正に今流行している、『クラウド』のような形だ。

これまでの社会では、効率化分業化を目指して、個々の関係性は断ち切られた代わりに、それを血縁関係が繋ぎ止めていた。だが、その分断をネットが代替してくれるようになった時、人はその関係性を、無作為でランダムな血縁から、選択できる相性や趣味のような方向へと変化させた。

そうしてネット上で日々の関係性は積み重ねられ、その上でたまに会ったり、一緒に仕事をしたり、子育てや介護などの社会福祉的な部分も協力したり……という、こちらも今まさに起こっている、仕事と生活の融合のような形式になって行くことも充分考えられる。

そう考えてみると、もしかしたら下手に自分に近いけど文化が違う別人種のような相手よりも、若干形は違うけど感情移入はしやすい何らかの可愛い見た目をしたモノの方が、家族にはなりやすかったりするだろうか……。

一体人間は、どこまで誰まで家族として認識できるのかどうか、気になる所ではある。

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