Project SOLA

誰も理解できない道を進め。未来が君を信じてくれる。

情報が溢れすぎていると、その情報は存在しないに等しい

      2017/04/11

今や、情報というものは世界中に溢れている。そのおかげで我々の生活は非常に便利になり、劇的に暮らしは変わった。一方で、情報を使いこなせない人たちは、再び前と同じ状態に戻ってしまったのではないかと思われる。……その原因とは何か?

インターネットが繋ぐ情報ネットワーク

かつて、インターネットが普及する前は、情報は分断されていて、移動手段を持たない者には高度な情報を手に入れることができなかった。しかし、インターネットが普及して情報インフラが整った後は、人々はごく簡単な手段で情報を手に入れられれるようになった。

その結果、これまであるエリア内でシェアを誇っていた大手チェーン店の優位性は崩れ、存在を知られていなかったクオリティの高い店や、より専門性の高い店が発見されるようになり、再び今度はインターネットという新たなインフラの上での競争が始まるようになったと言える。



インターネットというインフラ上の戦い

果たしてこの結果、ネットインフラ上での検索優位性を持った所が勝利するかに思われたのだが、社会はそう甘くは無かった。あまりに情報トラフィックが増えすぎた結果、今度はそれを使いこなせない人たちが、目的地まで辿り着けなくなってしまったのである。

つまりは、情報が増えすぎた社会では、インターネット普及前と同じように、情報が存在しないのと同じことになってしまったのだ。

メディアは口コミに回帰する

情報処理力が低い人たちは、結局の所、友人たちからのSNSでの口コミ情報を頼るようになってしまった……要するに、バズった者が勝ち、という世界になったのである。

これによって、週刊誌のゴシップ記事と同じように、よりセンセーショナルな話題だけがクローズアップされ、地味だが正確な情報というのは埋もれてしまうようになった。

……結果から言って、我々は負けたのである。情報戦争に。

最近ではすっかりブームも去って、かつての熱が冷え切ったかに見え、一安心かに思えた我々の業界だった。だがその実、直接接してみると、もう既に彼らの間には聞こえのいいオーガニックやら何やらの話がすっかり浸透してしまった後だったのだ……。

この事に私は愕然として、依然としてこの状況に立ち向かっている八百屋さんなどの現場の方々に敬意を表したわけだが、それでもまだまだ、多勢に無勢だ。無知なる群衆というのは、ゾンビのように湧いてくる。

世界は本当に発展したのか

我々は、新たな手段を講じなくてはならない。……これは、情報戦争だ。

容赦なくメディアを利用する彼らに対抗するには、我々も本気を出さなければならないだろう。もはや、ちっぽけなプライドを守っているわけにはいかないし、そんな正攻法が通じる相手ではないということも分かってきた。

場合によっては、内部から攻めてみたり、新たなカリスマによって情報を上書きする必要もあるかもしれない。……とにかく、技術は普及したとしても、それを使いこなすマインドが普及しなければ、世界は変わらないのだ。

情報弱者にとっては、世界は発展したように見えて、再び元の世界に戻ったのと同じ状態なだけなのだから。

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