Project SOLA

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クオンタムリーパー(量子的跳躍者)

      2017/04/11

バカな奴が好きだ。

馬鹿とは=意外性、ということでもあるから。特に近年の頭でっかちになった人が多い最近、改めてバカの重要性を思うのである。




人生は走り幅跳びのようなものだ

と思う。ほとんどの人は目標にたどり着こうとして、それまで歩いていたスピードを上げて、走ろうとする。しかし、いくらスピードを上げたとしても、地面が続くだけで空を飛ぶことはできない。地面が続くということは、同じ次元でずっと歩き続ける……ということだ。

一つ上の次元へたどり着こうとした場合、いつまでも助走をしていては駄目で、どこかで一つ上の階段へジャンプをしなければならない。しかし、多くの人が着地の心配をして両足を地面から離すことを怖がる。利口な人は、もし着地に失敗して骨折してしまったら……ということを想像してしまうからだ。

でも、バカな奴は着地のことなど考えない。一つ上の世界には、きっと楽しいことがあるだろう……もしくはおいしいものがあるに違いない!と思って、その勢いだけで地面を蹴るのだ。

助走が十分かどうかは分からない。もちろん骨折することもあるだろう。……だが、飛んだ先にしか見えない世界というのが、この世にはあるのである。

量子的跳躍

最近、量子論の本を読んでいて、世界は『量子的跳躍(クオンタムリープ)を起こす』ことが分かってきた。米国では量子もつれの長時間維持に成功し、量子通信の可能性が現実的に見えてきたということだ。そうなると、これまでの光通信の世界が一気に変化し、情報インフラの劇的な進化が起こることになる。

これまでも幾つか、そうしたクオンタムリープの状況というのは起こってきた。よく代表例として挙げられる活版印刷や車輪の発明、最近ではインターネットなど、こうしたインフラの革命を総じてみると、どうやら……『情報の伝達』がクオンタムリープのきっかけとなるのではないかと思えてくる。

量子の世界では『トンネル効果』といってエネルギー量が足りないにもかかわらず、目の前にある山を粒子が越えていくという現象が起こるらしい。通常なら、位置エネルギーと運動エネルギーによって決まっているエネルギー量では、絶対量が足りずに物理的な壁を越えることができない。だが、それが量子の世界になると、まるでそこにトンネルができてすり抜けていくように、壁の向こうへと粒子が抜ける現象が起こるのだとか。

非常に興味深い現象である。




量子的跳躍者(クオンタムリーパー)

社会にそれまで流通していた情報量がある閾値を超えると、その先にある未来が見えてくる。それまでの世界が窮屈になり、新たな世界を夢見るバカが現れる。多くの人は、運動エネルギーと位置エネルギーの質量保存の法則に則って、次元の壁を超えることはできない。みんな必死で助走を付けて、どれだけ走れば飛び越えられるだろうかと考える。

が、量子のようなあやふやな世界では、そうした壁をすり抜けられる現実が起こるのだ。お利口な人には、『世界はこんな形だ』と定形のように見えるのかもしれない。しかし、バカには形など関係ない。そこに見える幻のような次の世界へ向けて、ただ一心に飛びつこうとする。

……そして、そんな中の一人が、量子的跳躍を起こすのだ。

バカは意外性の塊である。足し算や掛け算で積み上げていく秀才とは違う存在だ。その壁を分かっている人たちにとっては、そうした意外性に面白さと可能性を感じるのである。なので、馬鹿な奴は大好きだし、自分も大馬鹿でありたいと思う。

ということで、今度から馬鹿のことを『クオンタムリーパー』と呼ぶことにしよう。

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