Project SOLA

誰も理解できない道を進め。未来が君を信じてくれる。

Project SOLA的世界の真理 その3

      2017/04/11

糸井重里さんのほぼ日刊イトイ新聞の中で、ピーター・ティールとの対談の回が非常に興味深かった。

「テクノロジー」と「グローバル化」が交互に起きている、という説だ。
私はここで言う「グローバル化」を、人々の精神がネットワークされる規模が広がり、進化すること、と捉えた。前述したメタップスの佐藤さんも、「いくらテクノロジーが進化しても、感情がそれを阻害すると広まっていかない」と話している。以前にも書いた通り、この二つはそれぞれ違う軸でありながらも、実は相互補完的な存在であるか、少なくとも非常に密接な関係をしているのだろうと思っている。



世界の三要素とフローの繋がり

観測できる物質は、やがて世界をネットワークできるようにつなぎ始める。それはある時ある方向への進化が起こり、そこへ向かうように発達していく。例えばそれは、車輪が発明され石油が発見され、車が発明されてインフラが整っていったように、世界の詳細が明らかになっていくにつれ、それに合わせたテクノロジーが開発されて社会に普及していく。
一方で観測できない精神も、物語進化論で述べたように、一部のイノベーターが想像した方向に向かって発達していく。そしてそこへ投入されるエネルギーによって、その進化のスピードは変化する。例えばそれはSF物語であり、そこに幼い頃に憧れた人々が次第に物語を複雑化させ、多様性を増やしていく。すると人々の視点にも多様な価値観が生まれてくるということである。
これらは互いに補いながら進んでいく事になる。今の日本がそうであるように、物質だけ進化しても精神が伴わなければ進んでいかないし、その逆も然りである。両者がうまく噛み合った時に、ようやく社会というのは進歩する。……まるでそれは、宇宙が偏りを持って広がっていくのと同じように。

二重螺旋は世界の真理

さて、ここまでを振り返ってみると、それぞれ二つの「物質」と「精神」という軸がベクトルを持ってある方向へと進んでいき、それを「エネルギー」が繋いでいる、というイメージが浮かんできた。
太陽系のモデル図を思い出してもらうと分かりやすいだろう。さらにそれらの間を重力が結んでいるように、霧散してしまわないような繋がりとなる存在が「エネルギー」だと考える。この「エネルギー」は様々に形を変えながら、「物質」と「精神」の乖離を防ぐために両者を繋ぎ止めている。
こうした状態を想像していた時に、一番しっくり来るイメージとして浮かんできたのが、『DNA』だ。……あの、二重螺旋である。人間の最も根本的な情報構造として存在しているあのDNAが、世界の構造とシンクロしているのではないかと思ったのだ。



互いに影響を与えながら進んでいく二つのベクトル

というわけで、物質も精神もある方向へと向かって進化していく。しかしそれらは独立しているのではなく、互いに影響があるため、片方だけがもう片方を置き去りにして進んでいくことは無い。片方がある程度進むと、それに引っ張られるようにしてもう片方も進化していくのである。
物質が進化すれば、それによって物理的に離れた場所の精神がコンタクトできるようになり、その多様性によって精神も進化する。精神が進化すれば、また新たな発明が起こり、物質もまた進化していく……といった循環が繰り返されているのである。そして進化する方にはエネルギーが注ぎ込まれることになる。

現代の業界に例えてみると

この三要素を元にした産業は非常に強く、無くなることはないだろうと思われる。まず「物質」に当たるのがインフラ業界だ。ITで言えばプラットフォームということになる。各産業や生活の基盤となるため、無くなることはないだろう。「物質」を伝達するための受け皿、ということになる。
続いて、「精神」に当たるのが宗教だ。これも非常に強い基盤を持ち、無くなってもおかしくないにもかかわらず、無くなることはない。これは言わば、精神におけるインフラやプラットフォームを担っているからだろう。……人生において何を「信じているか?」という風にも置き換えられるかもしれない。
そして最後に「エネルギー」に当たるのが金融だ。広く多数から集めたそのエネルギーを、どこに対して投下するか?ということを決めることができる。集まれば集まるほど、その部分は活性化し、発展していくきっかけとなるのである。
現代を見てみても、この三つの業界は非常に強く、確かな基盤を持っているということが挙げられるはずだ。

今回のまとめ

物質と精神はある方向へ向かって進化していき、それを繋ぐエネルギーによって、二重螺旋の構造になっていると思う。

 - 世界の真理, 予測 , , , , ,