Project SOLA

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ある一つの社会の滅亡の軌跡

      2017/04/11

未来農業Mediaにて、一つ記事を更新した。

これについて少し思ったことがあるので書いておくことにしようかと。




ちょっとした問題で騒ぎ立てるクレーマーたち

最近、少し考えてみればこれまで周囲では全く起こっていなかったことにも関わらず、やたらと騒ぐ人が多い出来事がたくさん起きている。
こうしたことが増えると、提供側はそれに対応しなければならず、当然ながらコストがかかる。それがまだ小さなうちや、景気が上り調子で余裕がある時ならば良いが、そうでない場合、経営にとって死活問題になることもあるだろう。

今回のケースの伊藤園やカゴメの場合、誰もが知る大企業のため、こうしたクレームによってパッケージ一つ変えたとしても、相当なコストがかかるはずだ。消費者心理を落ち着かせる、という部分においては大事かもしれないが、実質的には無駄なコストだと言ってもいいと思う。……このようなことは、社会に不安が増えれば増えるほど増加し、結果として社会全体に影響を及ぼすのだと思う。

実際に海外に出てみても思うのだが……いや、思い知らされるのだが、日本ほど全てが高品質な国は他にない。なのに何故こうしたことが起こるのか?……それは、おそらくその時の状況とは関係ない『何か』が起こっているのではないかと考えた。
現在私が絶賛研究中の生態経済学的に考えた場合、これは国という一つの社会を生物と見立てた場合に起こる何らかの現象と一致しているのではないかと思う。
それは一体何か。

死んでいく社会に起こる出来事

……おそらく、これは『細胞死』だ。ネクローシスとも言える。

老化して免疫力が下がっていく生物においては、病原菌に弱くなったり、新陳代謝が起こらずに細胞自体が寿命となり、死んでいく。
つまり、経済力が低下して不安が増加していく社会においては、そうした不安が自身に対する攻撃となり、自分自身の体をも蝕んでいく。……もしかしたら、アレルギーの方が近いかもしれない。

人間を植物に寄生する微生物として考えるとしっくりくる。主の体が弱ったら、ここぞとばかりに攻撃して体やエネルギーを乗っ取ろうとする。このような微生物は、農業界ではよく見る生物だ。そして、病気にかかりやすい場合とは、肥料を与えすぎた時だったり……。
全くもってよく似ている。



巨大生物が倒れる時

外食産業を中心として、大手企業へのバッシング事件が後を絶たない。それまでは、その経営力によって社会に莫大な恩恵をもたらした存在だというのに、一旦その矛先としてターゲットにされてしまった時のリスクというのは非常に大きいものだ。

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この投資家によると、国の経済力が下がった時、人間の心理としては権力へその矛先が向かうらしい。自分よりも儲かっていそうな人々が憎く、妬ましく、怒りをぶつけたくなるのだろう。まるで物語の『蜘蛛の糸』のようだ。
おそらく生物群においては、この「嫉妬」や「恨み」といったものもOSにインプットされているのだろう。何故ならそのエネルギーは時に古いものを壊し、新陳代謝をもたらすから。……世界のエネルギーは、徐々に大きく集まっていき、ある時弾けてまた分散する。
それは『経済』も例外ではない。

やはり自然界は諸行無常、国破れて山河在り。盛者必衰の理をあらわすのだろうと思った。

 
 

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