Project SOLA

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続・全ては農になる

      2017/04/10

カンボジアに進出していた多くのNGOが、農業を始めているらしい。
その理由を聞いてみて納得したのだが、まず最初は『教育』を行うために入ってきた所が多かった。
学校の建設ラッシュが起きていたのがその証拠だ。



教育NPOで起きたこと

で、実際に教育を行おうとしたのだが、生徒が集まらない。
何故かと言うと、これまで自給自足生活を行っていた家庭では、家業である農業を行うことに忙しくて、学校になど通っていられないのだそうだ。

昔の日本を考えてみても分かる。
田植えや稲刈りのために集落総出で人員が駆り出されていた頃があったはずだ。
それを思い出してみればいい。
……ちなみに、先生も先生で『給料が安すぎて副業の方が主になってしまう』という問題もあり、教師も集まらない……という問題もあるようなのだが、ここでは割愛しておく。

というわけで、まずはその『農業』において少しでも収入を得ることにより、学校に通う時間を作らなくてはならない……ということで、皆農業を始めたようだ。

さあ分かってきたでしょうか。

全ては農になる

次に外から農業へ参入してきた多くの人が、『栽培技術を持っていない』という問題に陥る。
……作れないのだ。
何とかそこを、現地の手法を取り入れるなり、自国の農家を連れてやってきたとしよう。
だが……やっぱり作れないのだ。
自国の技術をそのまま持ってきてもダメだったり、何とか作れるものと言えば、既にエリアで溢れているものぐらいしかない。

一応カンボジアでの生産に関しては、ドイツがバイオダイナミックを取り入れてんのかどうかは知らないけれど、オーガニック栽培の方法を普及し始めて、軌道に乗ってきたようだ。
確かに、畑を見させてもらったけどよく出来てたし、ファームデザインとしても素晴らしかった。

が、重要なのって……「作れたかどうか」じゃないよね?

「売れるかどうか」だよね?

さあここで困ったNGO。
何とか作る所まではできても、売る所は苦手な分野。
農業に手を出したはいいけど、それを実際の『経済』に落とし込もうと思うと、またそれは別分野なのだ……。

ここでみんな、困ってる。
世界のほとんどの農家がつまづいている部分と同じだ。
農業を経済と繋げられる人が少ない。
ましてや、『農業-経済-環境』を繋ぐラインに立つ人間は、ほとんど皆無だと言ってもいいだろう。

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