Project SOLA

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ルールでメシ食ってる奴らが増えると社会はリグニン化する

   

最も難分解性の物質リグニン

リグニンという物質をご存知だろうか。
知ってる方は知ってる通り、有機物界で最も難分解性な物質の一つであり、植物の表面を覆っている物でもある。……分かりやすい例で言えば、木の幹だ。
最近、社会も成熟していくと、いずれ群はリグニン化して難分解性になってしまうのではないかと思った。

それを表しているのが日本社会だ。

世界の全ては伸び率という幸福度(=バブル)を追求しているため、時に組織は指数関数的な成長を見せる。
ただしその間は、急激な成長に構造が追いつけないため、非常に脆い。
おかげで様々な問題が発生してくる。

次第に、構造がしっかりしてくるのと同時に成長率も鈍化して、世界は成熟する。
成熟することによって、さらに構造は細部までデザインされることになり、これまでに手が届かなかった所までが注目され、より複雑化してくる。

……と、これがリグニン形成の社会モデルだ。




社会がリグニン化する時

実際には、アミノ酸やセルロース、ヘミセルロースなどが環境中の様々な微生物によって反応し、リグニンを作っているのだが、大まかな構造としては同じだろう。

人間社会においても、成熟してくると色んな社会問題が起き、それに対する方策として法案が可決され、社会保障が設定され、文化や習慣といった風呂敷でそれらを包むことになる。
しかし、そうした複雑な構造ができてしまったが故に、いざそれを変えなければならないといった場合に、スムーズに変更することができない。

リグニン構造は複雑過ぎて、簡単には分解できないのだ。
リグニンは最早微生物の力では太刀打ちできないので、一部の腐朽菌の力を借りることになるが、最も効率がいい方法は「燃やすこと」になる。

一度出来上がってしまった社会は、壊すことが最も難しい問題なのである。

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