Project SOLA

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資本主義よりも評価主義の方がさらに厳しい世界だということ

      2018/02/05

評価経済に注目している若者たちに言いたい。

資本主義よりも評価主義の方がさらに厳しい世界だということを。




資本主義と評価経済の差

資本主義はインフラ中心のため、誰でも良い仕事がたくさんあった。求められることをこなしていれば、収入は得られた。簡単に言えば、人間がロボットの代わりをしていれば仕事になったのだ。

しかし評価経済の場合、コンテンツ中心のため、誰でも良く、代替できることをしていては、評価は得られない。……一つのストーリーに、同じキャラクターは要らないからだ。

となると当然、向いている業界と向いていない業界があり、どうしてもサービス業が中心になるだろう。ネジの検品能力が優れている人よりも、人間相手に丁寧な人の方が評価が高くなるのは間違いない。

そうした時に、一つハードルが発生するのではないかと思っている。

それは、生活との乖離である。

どれだけ評価を稼いでも、換金能力がまだ低いため、評価は生活に結びつきにくいのだ。

必要な時に換金できればいいとは言っても、毎回の交通費や通信費、それに税金などをクラウドで集めようと思っても、逆に手間がかかり過ぎる。評価は時間を削って作るものだというのも一つの真理だろう。

さらに、評価経済は一定数の規模が無ければ、ネットワーク効果が働かずに効果を発揮しにくいという問題もある。

見落とされる観測経済

まだ見落とされがちだが、資本主義から評価経済に移るにあたって、その間にグラデーションとして観測経済があると思っている。

注目には価値がある。

それが、良いものであれ悪いものであれ。

今の評価経済のトップランナーたちは、皆「評価が重要だ」というが、それは既に注目を経験した人たちだから言える言葉なのだと思う。

まずは注目される人々が数多く出てきてから、さらにその中から選別が行われ、あるいは好みによって差別化が起こってきて、初めてそれから評価経済が始まる。著名人たちからしか始まっていないのがその証拠である。

なのでまだとにかく注目されることが重要なのであり、そのためには何らかの引力を発生させなければならない。

観測されることの重要性

人は興味のないものにはお金を使いたくない。

……つまり、興味とは引力なのだ。そしてお金とは電子供与体、つまりはエネルギーなのである。

無個性だった資本主義から、観測経済を経て、差別化された評価経済へと移る。それが資本主義から評価経済へのグラデーションである。

重ねて言うが、資本主義よりも評価経済の方が厳しい。若者たちはそれをしっかりと認識しておいて欲しいのである。

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