Project SOLA

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一億総応援社会 〜マイルド社会貢献ヤンキーの世界〜

   

人は困っている人を支援するのではない。可哀想な人を支援したがるのである

リテラシーが低い人は、本当に支援すべき人にアクセスできないため、身近な人を応援したがる

――Project SOLAより




一億総応援社会 〜マイルド社会貢献ヤンキーの世界〜

日本は一億総応援社会となった。

人々はこれまで個人主義が中心となり、『自分が良ければそれでいい』といった価値観が主流だった。しかし、そのようにして発展していった社会では、そうした『自己中』な人間は実際には評価されなくなってしまい、叩かれるようになった。

……その結果、『誰かを応援していること』がステータスになった。

そして、情報リテラシーが高い人ほど、幅広い情報をキャッチできるため、本当に困っている人に対して何らかの支援ができる。しかし、そうでない情報リテラシーが低い人たちの場合はどうか。

DMM亀山会長「社会貢献は自己満足」アフリカで事業をする目的を率直に語る

http://logmi.jp/209332

こちらの記事で語られている通り、多くの人が自己承認欲求を満たすための社会貢献活動を行い始めている。

だが彼らは、基礎的な能力を伸ばすことを怠っているため、本当に困っている人を見つけることができない。その結果、自分の周りにいる可哀想な人たちを探すのである。

または、SNS上で流れてきた、なんとなく可哀想な人たちに対して支援を行う。それが果たして本当に困っているかどうかはどうでもよく、自分が可哀想な人たちに支援をしているかどうか?が重要なのである。

このことを「ソーシャル格差」とでも呼ぼうか。

ソーシャル格差によるソーシャル広報合戦

これによってソーシャル界でも、広告合戦が始まることとなった。情報強者はこの業界でのし上がって強大な力を手に入れることができるが、そうでないソーシャルな人たちの場合は、社会に対して透明なマイノリティの存在となってしまった。

……結果、本当に困っている人に支援が届かないという、また再び元の状態に戻ってしまったのである。

というわけで、ソーシャル界でもマーケティング能力の高い人が求められるようになってしまった。本当に困っている人を見極め、そこに対して支援する方法を、きちんと分かりやすく、より多くの人に届けられるような能力を持った人が。

そしてさらに、多くの人が興味のない、それらの行動を促せるようなストーリーテラーが必要になったと言えるだろう。それがないマイノリティの人々は、社会的に抹殺されることとなる。……そう、これまでの社会と全く同じように。

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