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イースター島が滅亡した理由を考察してみる

   

イースター島が滅亡した理由を考察してみる

イースター島を知っていますか?イースター島とは、太平洋上に存在する火山島で、モアイが有名な島です。そして、かつて一度、文明が滅んでしまった国でもあります。

そんなイースター島の滅亡には、様々な理由が挙げられています。

例えば、

  • 人類の争いによるもの
  • ネズミの繁殖
  • 西洋人の侵略

……など。今もその謎は解明されていません。

イースター島/https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%B3%B6

今回、生態学的に見た、その滅亡の理由について考えてみたいと思います。




ある『群れ』の発足

新しく生まれた種族は、周りの環境に負けないように、まずは一つにまとまって群れを作ります。

その際は、群れが最も効率良く動けるように、絶対君主制となります。

絶対君主制の独裁者がいる場合は頭が一つだけなので、頭が全てのことを判断します。その場合、判断する機関が一つのみなので、意思決定が競合せず、ある特定の方針で全体が動くことが可能です。

しかしそうして発展した社会においては、頭の指示により、リソースが全体に再配分されるようになり、群れ全体が豊かになります。

ただし豊かになった群れは、次第にエネルギーの余剰が生まれ、絶対君主制の頭の指示を受けずに各パーツが判断をするようになり、そのうち自律分散型の挙動を取るようになります。

群れから自律分散型に

このようにして社会が自律分散型になると、最初は一つだけだった頭が多数発生してきて、そのうち「船頭多くして船山に登る」状態になってきます。各パーツだった部分が、皆それぞれ自分を中心とした頭のように振る舞うため、リソースの奪い合いが起こるようになります。

それでもまだリソースが無限にある場合なら良いですが、リソースが限られている場合はそこで奪い合いが起こり、争いが生まれるようになります。つまり、豊かになって個体の自由が生まれると、統率の取れていた群れが制御不能になって、その世界は崩壊する……。

これがイースター島が滅亡した理由なのではないでしょうか?

増えすぎると分裂増殖する

おそらくこのモデルは、他の様々な組織においても同じことが言えるでしょう。

例えば蜜蜂では、群れ全体の数が多くなると、分封と言って群れを分割して調整するようになりますし、人間の体も養分を多く取りすぎると、細胞が無限に分割して増えようとし始めます。……つまりは、ガン化する。

まだ社会が発展せずに豊かでなかった頃は、情報を得ることができるのは一部の階級だけでした。なので、その階級の人々に治世は委ねられ、他の人々は自分の手の届く範囲の生活をしていれば良かったのだと言えます。

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それが豊かになり、誰でも情報を取ることができるようになった時代。そんな時代には、情報を取るだけではなく、その情報の本質を見抜いて、編集し、うまく課題を解決できる人材が必要となってきたのですが、そうしたリテラシーを持つ人々が統率を取る階級に簡単に移動できる状態にはなっていません。

なのでこれらのように、これからの日本社会においても同様の出来事は生まれてくるのだろうと予想します。そしてそれが的中していた場合、江戸時代末期のように米騒動やええじゃないか運動が起こってくることも可能性としてあるでしょう。

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